はじめまして
ストラクR発売時に書こうと思っていた古いものになりますが、現代ドラグニティを考えるにあたり古い構築・展開をメモとして残したいと思い本記事を作成しました
よろしくお願いします
はじめに
本記事の構築・展開はタイトル通り、カジュアル対戦レベルの環境を想定しており、混ぜ物を極力減らした純構築にこだわり、エクストラ消費も抑えた展開を使う構築になります
また、本記事の展開は全てOCGドラグニティのストラクチャーRの発売頃(2020~2021年頃)に考えたものです
カードプールに従い新たな展開が増えてきたので、過去の展開を備忘録として残そうと思いこのタイミングで公開しました
(昨今はリンクスの影響でOCG、マスターデュエルの構築・展開が探しにくいのもあります)
また、今回の展開ではファランクスとクーゼのどちらを引いていても同じ展開が可能なため、これらは2枚とも区別せずに"☆2"と表記します(ややこしいですが、レベル2のレムスはこれらと区別し"レムス"と表記します)
展開を考えるにあたり、手札に来たファランクスとクーゼの差をなるべく無くすことも1つの目標でした
展開の都合上クーゼでないとバルーチャが出せない場合も、必ず展開の途中で拾えるようにいています
最終盤面はクーゼの制約により汎用シンクロを出せずアラドヴァルになる場合もありますが、途中の展開方法は変わりません
構築
目新しいカードもないため採用カード1枚ごとの紹介は省きます(需要があれば記載します)
カジュアル用なので事故りにくさを追求しました
誘発貫通能力は高くありませんが、一切動けない初手のパターンも少ないはずです
セナートのコストに使用しても問題なく展開できるようにするため、ドラグニティネームは基本2枚以上採用しています
ヴォイドは1枚ですが、展開においてロムルスでグローをサーチするため、グローorヴォイドを素引きしている場合でしかヴォイドに触れられず、このカードをコストにせざるを得ない場合は他にドラグニティカードを引いていないことを意味するため、このカードは1枚採用で問題ないです
展開
追記(2023/05/03)
ここからは展開例を先攻、後攻に分けて記載します
展開動画のリンクと最終盤面の画像を載せています
各展開を別々の動画で投稿してしまったのですが、展開だけを見たい方はまとめたものを新たに用意しましたのでこちらをご覧ください
先攻
先攻では天球とシンクロを並べることを目指します
無効効果を持ったシンクロと、盤面の除去ができる天球の組み合わせなので妨害の種類亞が違いバランスがいいです
全ての先攻展開でロムルスはグローをサーチしますが、グローかヴォイドを素引きしている場合に限り、盤面にヴォイドが加わります(ロムルスでヴォイドをサーチできるため)
アトゥムスでは主にレダメを出します
素引きした場合は適当なドラゴン族を出し、そのモンスターを除外してレダメを場に出しましょう
この時、テンペストを除外した場合は非チューナーのミスティルをサーチできるため、先攻展開①から応用展開②に移ることができます
また、先攻展開中最も隙があり大きな動きであるアトゥムスの効果発動時、横にドラゴン族を置くことで、アトゥムスが無効にされても場のドラゴンと天球を出せるようにし、可能な限り妨害やリソースを残せるよう意識しました
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先攻展開①(セナート+任意のドラグニティ)
セナート+任意のドラグニティと書きましたが、厳密な条件は墓地に☆2とガジャルグを用意しつつロムルスのリンク召喚をすることです
従って、
- ☆2+レガトゥス
- ドゥクス+神槍
- 墓地☆2+場で無効になったガジャルグ+ドラゴンor鳥獣
といった組み合わせでも展開が可能です
また、この展開ではレムスとレガトゥスを使わないため、後述する応用展開①でニビルケアが可能になります
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先攻展開②(レムス+コスト2枚)
レムスとコスト2枚による展開で、事故の多いドラグニティにおいては貴重な指定1枚初動です
コストに☆2を用いることでガジャルグの効果が1回余るため、先攻展開①と同じようにドラゴンバスターブレードを墓地に送ることができます
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クリスタル単騎展開(レムス+コスト1枚)
レムス+コスト1枚で5回目にクリスタルを出せます
実戦でこれだけでターンを返すことはほとんどないですが、レムスとレガトゥスを使用しない先攻展開①と合わせて次の応用展開①に繋がります
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応用展開①(クリスタル単騎+先攻展開①)
上記のクリスタル単騎展開と先攻展開①は独立しています
先にクリスタル単騎展開をし、その横で先攻展開①を行うとニビルケアをすることができます(ニビルより採用率の高そうな無限泡擁は直撃します)
クリスタルを出すまでに妨害をもらっても、墓地に☆2とガジャルグを用意してロムルスをリンク召喚できる場合は先攻展開①に切り替えます
また、この展開のガジャルグはクリスタルを出すために使用し墓地にいるため、☆2を用意しつつロムルスを出すことができれば、ガジャルグを出せる組み合わせでなくとも展開できます(例:☆2+ミスティル)
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応用展開②(先攻展開①+非チューナー)
(非チューナーと書いてありますが、シンクロ先の縛りにより何でも可というわけではございません)
応用というほどではありませんが、先攻展開①で展開に直接関与しないガジャルグの効果(ドラゴンバスターブレードを落とすタイミング)で幼怪鳥や未使用のレムスを出すことでチューナーを追加できます
チューナーを追加できるということは、非チューナーを用意できれば盤面にシンクロが1体増えるということです
ドラゴンバスターブレードかチューナーか、どちらを選択するかは他の手札や対戦相手のデッキ次第で決めていきます
後攻
目指す盤面はアスカロンとヴァレルソードです
ヴァレソでは対処できない横並びにはアスカロン、アスカロンで除去できない耐性持ちなどはヴァレソで処理できるため互いの弱点を補える名コンビです(アスカロンを出す必要がない場合はアラドヴァルを出します)
アトゥムスでは主にレヴァテインを出します
素引した場合はレダメ経由で場に出しますが、モンスター+1による盤面の圧迫やリンクマーカーの位置に気をつけましょう
もし窮屈な場合はロムルス2枚目をリンク召喚してモンスターの数を減らします
後攻では相手のカードによって展開が変わることが多いですが、ヴァレソ+ATK2000で8000点が出ることを意識するとワンキルをしやすくなると思います
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後攻展開①(セナート+任意のドラグニティ)
先攻展開①と同じ条件での展開です
後攻のみ、この条件は疾風のドラグニティ1枚で満たすことができます
展開では最短ルートを狙っていますが、ピスティの蘇生をガジャルグにして効果を使用する等、他の手札や盤面次第でアドリブで展開した方がいいです
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後攻展開②(レムス+コスト2枚)
先攻展開②と同じ条件での展開です
特段書くことはありませんが、竜の渓谷のサーチは展開のギリギリまで待ちましょう(妨害を受けてからサーチ先を決めたいため)
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応用展開③(クリスタル単騎+後攻展開①)
応用展開①と同様に、後攻展開①で使わなかったレムスとレガトゥスを用いて先にクリスタルを出す展開です
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました
カジュアル対戦でも使えるほどよい強さを意識しましたがどうでしょうか
競技性の高い大会で十分に戦うにはなかなか厳しい立場のテーマですが、自分の遊ぶ対戦環境を考えて楽しく使っていけたら良いと思います
ドラグニティは人気のあるテーマのため、自分含め構築・展開を考えている方はたくさんいらっしゃいます
本記事がドラグニティ使いの参考になったのであれば嬉しい限りです